ライヴで配布したチラシより。
■ わたしがすてごさうるすだったとき
くらくなってうえを見たとき、あちこちピカピカしてきれいだったので、ずっと見たいと思いました。あたりがあかるくなって、そのことをわすれていましたが、くらくなるとうえを見ました。ずっとこのまま、この感じ、とねがいました。
私は死に仲間は滅び、私は小さな生き物に生まれ変わりました。私は学校で習ったので、夜に空で光るものを星と呼ぶことを知っていました。地球の近くの衛星や惑星は太陽光の反射で光って見えるが、遠くの宇宙に見える星たちはそれぞれ太陽のような恒星で、水素からヘリウムを成す核融合で発熱し発光していることを知っていました。
それでも私はまるで生き物に言うように、星に向かって「瞬け」と言ってみるのでした。
